男波弘志句集『阿字』  2009年11月  田工房

北澤瑞史指導の『季』創刊からの出。昭和41年生れ。
北澤氏に亡くなった後『槐』『琴座』に拠っていたようだ。

列車いま大緑蔭の駅に入る
緑蔭の石ひやひやと尻にあり
下闇の動きて鹿の出でにけり
野を踏めば生まるる道や西行忌
みな橋の袂で居なくなる祭

北澤氏の抒情を感じる作品が随所に見受けられる。

コメントをどうぞ

トップページ

ににんブログメニュー

アーカイブ

メタ情報

HTML convert time: 0.108 sec. Powered by WordPress ME